ぼくのなまえはサンゴール

13人のサンタクロース
   ――アイスランドにつたわるクリスマス

ちょっと不気味で愛嬌たっぷりでのサンタクロースが13人!
アイスランドでは、クリスマスの13日前から、サンタが毎日ひとりずつ山からおりてきます。

台所でフライパンの食べ残しをぺろぺろなめるサンタ。窓からじっとのぞくサンタに、扉をバタンバタンと閉めるサンタ。牛小屋でしぼりたてのミルクをごくごく飲むサンタ。

それぞれのサンタの姿や習性からは、むかしむかしのアイスランドの人々の暮らしが見えてきます。
赤い服にトナカイではなく、むかしの農夫の服を着て、歩いてやってくる13人は、本当にサンタクロースなの?! 実は、トロールなの?

そもそもクリスマスって何だろう?サンタクロースって何なんだろう?
そんな民俗学的な問いにも誘ってくれる絵本。
もちろん、13人のキャラクターをただただ思い切り楽しむこともできますよ。

ブリアン・ピルキングトン[作]
朱位 昌併[訳]

原書はアイスランド語英語
ISBN 978-4-910343-07-5
24p 縦285mm×横222mm A4変型 上製本
2024年12月1日出版
定価¥2,000+税